機動戦士ガンダムSEED DESTINY#34

この回だけ見るととてもかっこ良い罠。
シンとキラ、どっちの方が強いのか、という「結論」を出さないための苦労がしのばれる。
前作において無敵を誇ったキラとフリーダム、だが、今までの劇の推移を見ていれば、シンとインパルスがそれを超えるとは思えない。
キラとシン、という対比はともかく、フリーダムとインパルスではあきらかにフリーダムの方が強いから。
機体の一定箇所しか狙わない、換装システムの効果的運用、これによりシンはキラに勝った。
これはすなおにうまいと思う。
ただ、各種フライヤーとシルエットがいくつミネルバにあるんだよっ!とどうしても突っ込みたくなるが(苦笑
同じような戦術をとったVガンダムにおいては、Vガンダム自体は「量産機」であり、それにより、あの運用が出来た、というのがある。
実際、主人公のウッソ以外もVガンダムは普通に乗っていたし。
劇の都合上仕方ないわけだが、
 AA討伐を命ぜられるミネルバ、だが、そのミネルバに運用可能なMSは一機しかない
のは正直おかしい。
AAの強さは周知のわけで、各パイロットにはMSが与えられてしかるべき。
赤服パイロットであるレイ、ルナマリア、そしてアスランをあそばせておくのはどうかと(あ、ルナは負傷中か)
あれだけフライヤーがあるならもう一機インパルス出せるんじゃ?と思うが、なんかスプレンダーは1機しかない、というご都合設定だそうで(苦笑
それにしても舞台設定も含めて薄いなぁ……
とはいえ、今回は面白かったですよ?
ただ、この回をもっと前にもって来るべきだったのでは?と思う。
これが2クール目終わりだったら、もっとよかったのに。
展開がダラダラだから穴が目立つんだよなぁ。